妊娠初期は食事の量より質が大切

妊娠初期は食事の量より質が大切

妊娠は大きく分けて妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期の3つの期間に分けられます。
この3つの時期について食事面でのポイント等が異なってきますので、今回は妊娠初期の食事の注意点についてご紹介します。

妊娠初期とは妊娠4〜15週

妊娠がわかった時から逆算した最終月経開始日を0日目として妊娠期間を計算していきます。
妊娠してから約40週で出産を迎えることになります。
この40週を3つに分け、

妊娠初期:4〜15週
中期16〜27週
後期:28〜39週

となっています。

妊娠初期に胎児はヒトの形になる

妊娠9週目までの胎児は「胎芽」と呼ばれ、この時期までに心臓や手足などのさまざまな器官が作られて人の形に成長していきます。
10週目を過ぎると「胎児」と呼ばれるようになり、人の形となってきます。この時期になると羊水を飲み、おしっこを出すようになります。
12週を過ぎると流産のリスクが減少し、妊娠が安定する15週頃には胎盤が完成します。

妊娠初期は胎児の神経器官などが発達する

妊娠初期は、胎芽から胎児へ成長するにあたり神経器官がどんどん発達します。
この時期は、胎児の大きさがどんどん大きくなるわけではないので、エネルギーを必要以上に摂取する必要はなく、普段の食事に+50kcal/日が目安です。
しかし、細胞分裂のために必要な葉酸や、臍帯や胎盤へ鉄を貯蔵するための鉄などは積極的に摂取する必要があります。

エネルギー+50kcalはどのくらいか?

エネルギー+50kcalと言われてもピンと来ないかもしれませんので、例を示します。

ごはん:30g
スライスチーズ:1枚
卵:1/2個
納豆:1/2パック
みかん:1個
ヨーグルト:80g

上記が約50kcalです。これを見ると少ないですよね。妊娠初期は無理して食事量を増やすのではなく、食事の質を整えてあげることが大切です。

妊娠初期はつわりの症状が出やすい

「つわり」という言葉は一度は聞いたことがあるかと思います。つわりとは、妊娠中に吐き気や食欲不振などの症状で、妊娠初期に多くみられます。
つわりの症状が出る場合は無理は禁物です。妊娠初期は流産のリスクもあるので、体に負担をかけないようにしましょう。

バランスの良い食事がとれると良いですが、自分の体調と相談して食べられるものを食べましょう。
嘔吐が続くと、水分が不足しやすいので常温の水や白湯などをこまめに飲み、水分が不足しないようにしてください。

この症状は、妊娠が初期が過ぎて中期に入る頃には落ち着いてきますが、症状がひどい場合は産婦人科医に相談しましょう。

アルコールやタバコはやめよう

妊娠がわかったらアルコールやタバコはやめましょう。体内に入ったアルコールやタバコは胎児への悪影響を与えます。
アルコールがどうしても飲みたい時は、ノンアルコールドリンクで代用してください。
1人ではなかなかやめられない場合はパートナーと一緒に行うと良いですよ。2人で行うことで、男性側も女性が妊娠している時から親になる気持ちを持つことに繋がります。

妊娠初期は自分の体調を優先しよう

いかがでしたか?妊娠初期はつわりなどの症状が出やすい時期です。
食欲がない場合は、無理に食べなくても大丈夫。
赤ちゃんが胎芽から胎児へ成長する時期でもあるので、どれだけ食べるかの〈量〉よりも、何を食べるかの〈質〉を意識してくださいね。

ぜひ、妊娠初期の食生活にお役立てください。

text:管理栄養士 若子みな美
HP:食のハードルを下げる!ORANGE kitchen

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