自分の身体を知ろう~月経のお悩みについて

 

月経は,女性特有のリズムでもあり,健康かどうか測る指標にもなります.
しかし,実際知らないこと,思い込みや母親・友人から聞いた話など経験話などで事実なのかどうかわからないことがありますね.

女性は,10代に初潮を迎えて50歳ぐらいで閉経するといわれています.
約40年もの間,月経を繰り返します.
月経期間は,決して楽なものではなく身体的にも精神的にも苦痛だと感じる女性が多いのが事実.

自分の身体を知っておく,自分だけではないと思ったら少し楽な気持ちにもなるかなと思うので,自分の身体について知っておきましょう!

 

月経で悩むことはなんですか?10歳~20歳の女性へ質問.

10~15歳 月経痛 41.3% 月経困難症 23.9%

16~20歳 月経痛65.7% 月経困難症 35.7%

日本産婦人科医会より

 

月経がはじまる,若年層から月経に伴う心身の苦痛を感じている女性が多いことがわかった.

月経異常はどんなもの?

多種多様な症状がありますが,ここでは,2つを説明していきます.

月経困難症(生理痛といわれている)

月経前症候群(PMS:Premenstrual Syndrome)

 

月経困難症

症状としては
下腹部痛・腰痛・腹部膨満感・頭痛・吐き気疲労,脱力感,食欲不振,イライラ,下痢・便秘

中でも,下腹部痛・腰痛,頭痛などの痛みにより,生活ができないこともしばしば.

 

  • 原発性月経困難症

・ホルモンや子宮の過剰収縮や虚血などにより起こる.

・心理的要因:身体的・精神的なストレス
 ⇒仕事や家庭環境によるストレス・思春期であれば性や身体の変化によるストレスなどさまざまな要因となる
 

  • 続発性月経困難症

・子宮内膜症や子宮筋腫など,子宮に何らかの病気がある場合病気の進行とともに増悪する.
 ⇒20代以降で生じやすく,年齢を重ねると増えていることが多い
  女性としての将来に関わることなので,病院に行って,早く治療しましょう!

 

☆月経困難症の緩和の方法☆

を飲む:鎮痛剤やピルを飲むのも1つの方法.病院で診察してもらおう.

②心理的要因はカウンセリング
 カウンセリングっとなると心の病気?と思いがちですが,自分のことを話すことで自分の状態について整理することができます.不安なことや自分では感じてないストレスを人に話してみましょう!

運動すること
 ウォーキング・ジョギング・ストレッチ・ヨガなど,軽めの運動で血行を良くしよう

 

月経前症候群(PMS:Preenstrual Syndrome

月経前,3日~10日黄体期のあいだ続く身体的な症状で.月経とともに消失するもの

日本産科婦人科学会用語集・用語解説集参照

PMSの症状はさまざまで,100~200個あり,かなり個人差がありますよ.

以下が多い症状です.

身体的症状
⇒関節痛・筋肉痛・腰痛・乳房痛・乳房の張り・腹痛・下腹部痛・頭痛・体重増加・四肢のむくみ

心理・行動症状
⇒食欲の変化・過食・嗜好の変化(食欲増加)・疲労・無気力・意欲の減退・気分の変動
⇒睡眠障害・集中力低下・落ち着かない・社会的ひきこもり・孤独・不安・抑うつ状態・絶望感

どれか当てはまるものはありますか?

誰しもが経験したことがあるような症状だと思います.

以下から,症状と合わせてみてほしいことです.

時期:
月経開始6日前に出現して,月経開始2日前にピークになる.

周期:
2周期(2か月以上)連続して起きたとき.

年代:
20~30代の人が多い.
症状の開始時期は10代からはじまる.

原因;

諸説あり,はっきりした原因は今はない.
ホルモンのバランスの乱れが大きな原因になっていると言われています.
女性ホルモンの分泌量が低下したり,ストレスによるアドレナリン過剰放出,過度なダイエットによる低血糖になったり.少しのことでも,負のスパイラルになり,身体に症状が出てしまうんです.

 

☆PMSの緩和方法について☆

・偏った食生活・運動不足・喫煙などの生活習慣をみなおしてみよう.

・家庭・職場におけるストレスの軽減する場所があるのか,相談できる人がいるか.

 

まとめ

女性は,とても,繊細で強い方が多いと思います.

自分の身体と心と向き合って,きらきら輝く女性になりましょう!

参考文献:

TEXT:田中 菜津美(理学療法士)

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