バンボは赤ちゃんの発達に良くない?メリットとデメリットを理解しよう

首が座ってきた赤ちゃんのための赤ちゃんグッズといえば、

BAMBO

ですよね!

 

離乳食の際やワンオペ育児のお供に必須、という方も多いのではないでしょうか?

ところがこのバンボですが、ネットで検索すると「バンボ いつから」や「バンボ よくない」などのワードが上位に並んでくるんです。

良くも悪くも、多くの注目を集めている人気商品ということでしょう。

 

理学療法士の視点から考えると、このバンボ、使用によるデメリットが多いのが残念ながら事実 なんです。

 

といっても、大人の目や手が足りない際にはバンボがないと…という意見も多いハズ。

そこで今回は、バンボの特徴について「体の構造や発達」という側面から解説していきます。

デメリットをしっかり理解して、バンボ使用のメリットを活かせるようにしましょう!

 

バンボでのお座りは強制的に”座らされている”状態

床で自力でお座りするのと異なり、バンボなどの赤ちゃん椅子に座らされている状態は、
”無理やり座らされている”不自然な状態といえます。

その理由を解説していきますね。

バンボでのお座りは赤ちゃんの”発達の順序”に沿っていない

本来、赤ちゃんは仰向けやうつぶせでの遊びや動きを通じて、少しずつ首や体、腕などの力をつけていきます。

それに従って、うつぶせの状態のときに頭が持ち上げられるようになり、体を支えられるようになるなど、力とバランス能力を育てながらお座りの獲得へと向かっていきます。


これを”発達のマイルストーン”と呼びます。

平均的な身体発達によると、お座りは5~6カ月以降に獲得していく能力となっています。

 

一方、バンボ社によると、利用の対象年齢は”首が座るころ(月齢3か月頃)とされていますが、これはマイルストーンの順序から考えると、圧倒的に早い状態ということがわかります。

 

本来なら、抱っこされた状態でお座りをしたり、うつぶせで遊んだり寝返りをしたりするなかで、赤ちゃんは体の感覚を身に着けたり、筋力を育てたり、さらに腹筋や背筋など体幹のバランスのよい使い方を覚えていくんですね。

その準備が出来ていない状態で、椅子を使ったお座りをさせると、姿勢が崩れてしまったり、背中や首に必要以上に負担がかかる可能性があります。

 

さらに、本来のお座りでは手足を使い体を支えバランスをとるのですが、バンボを使った状態では手足が床に着かないため、より一層難しくなります。バランスが崩れるなどの感覚もわかりづらい状態です。

 

このように、それだけ不自然な状態で、赤ちゃんに体を持ち上げた状態を維持させ続けている可能性がある、それがバンボなどの赤ちゃん椅子を使ったお座りです。

 

お座り姿勢が理想的でない

バンボに座ったときの赤ちゃんの姿勢は図の左のようになっています。

床でのお座りのときは自然と背中がS字になるのに比べて、バンボの中での姿勢は丸まった猫背になっていますね。

 

赤ちゃんはこのようにお座りやハイハイなどの活動を通じて、私たち大人のようなS字の背中を形成していくんですが、バンボでの長時間のお座りは、この形成を妨げてしまいます。

 

それだけでなく、この姿勢を再現して頂くとわかりますが、これは非常に首や腰に負担がかかるんです。

 

バンボに座らせたとき、猫背になったり、肩をすくめて首が見えないような姿勢になっていたら、それは不適切な座り方といえます。

つまり、お座りが出来るようになった赤ちゃんに対しても、負担の大きな座り方になりやすい、という点は変わらないのです。

 

自由な動きを妨げているかも

さらにバンボにどっしりと座っている状態は、一見とても安定しているように見えますね。これは裏を返せば

「自由に動けない状態」とも考えられます。

 

赤ちゃんにとって、腰周りなどの体幹の動きは非常に重要です。

なぜなら、赤ちゃんの体は中心から手足先などの遠くへ発達していくため、手足を細かく動かす作業はまだまだ苦手。そこで胴体をつかったダイナミックな動きの方が自然、かつ楽に行えるため非常に好まれます。

 

つまり、体の動いを制限された”運動不足”な状態、ということができます。

 

例えば、柔らかいビーズクッションにずーんと埋もれている所を想像してみてください。

最初の数分間は心地よく、リラックスできるかもしれませんが、そのまま長時間ずっと動けないとなると段々体を動かさないことに窮屈に感じませんか?

赤ちゃんにとっても、バンボによって同じことが起きているんです。

 

デメリットを理解して、メリットを活かそう!

ここまでバンボなどの赤ちゃん椅子を使用することの赤ちゃんの発達に対するデメリットを解説してきました。

しかし、そうはいってもワンオペ育児で離乳食を上げるにはバンボに座らせるしかない…脱衣所で大人しくしていてくれない…手が離せないときに放っておけない…

バンボを使うには、色々な理由がありますよね。

 

そこで言いたいのは、「バンボはデメリットが多いから、絶対に使ってはいけません!」ということではなく、

デメリットをきちんと理解した上で、どう使うのが良いか?を一緒に考えていきましょう。ということです。

 

使用時間やタイミングを調整しましょう

まずは、必要以上に長時間使用しないこと、というのが大原則です。

基本的には上記のような「どうしようもないタイミング」の使用に留めるようにしましょう(間違っても、「お座り練習になるからバンボに座らせよう」ということのないように!)。

「長時間ってどれくらい?」と気になるかと思いますが、これは赤ちゃんの体の発達や体力、月齢によっても異なります。

  • 体が左右や前に崩れる
  • ぐずりだす
  • いつもに比べて非常に大人しくなる(泣くわけでなくても)

などの「赤ちゃんの疲労サイン」を見極めて、使用していくといいですね。

 

使用後は”TUMMY TIME”を取り入れましょう

前述のように、バンボに座っている姿勢によって背中や肩、首に負担が多くかかります。

その分、長時間バンボを使用した後は体のケアを行ってあげてください。

 

このように両足を持ち上げて胸方向に近づけることで腰周りのストレッチをしたり

 

TUMMY TIMEを取り入れることで、首や背中周りの筋肉を大きく動かすことが出来、その後のリラックスにもつながります。

うつぶせ遊びさせてる?新生児期からのTummy Timeが重要なワケ

 

まとめ

バンボは、ワンオペ育児やきょうだい育児の際にとっても役立つ便利アイテムですね。

使用の際はしっかりとそのデメリットを理解し、使う時間や場面を赤ちゃんに合わせて調整することが大切です。

 

それにより、バンボのもつデメリットを最小限にし、育児へのメリットを活かしていくことが出来ますね。

 

色々なツールを使いながら、子育てを楽に、楽しく行っていきましょう!

 

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理学療法士・マタニティヨガインストラクター 赤ちゃんや子どもが大好き。 周りの大人が笑顔なら子どもは笑顔になる!をモットーに子育てに関する情報を発信していきます。

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