うつぶせ遊びさせてる?新生児期からのTummy Timeが重要なワケ

Tummy Time(タミータイム)って聞いたことありますか?
日本ではまだあまり聞き馴染みのない言葉ですよね。

”遊ぶ目的”としてうつぶせで過ごす活発な時間のことで、いわゆる「うつぶせ遊び」だと思ってください。

実はこのTummy Time、赤ちゃんの発達にとっても良い効果をもっているんです!

 

今回はTummy Timeを赤ちゃんの生活に取り入れるメリットを解説していきます。

 

海外では常識!?新生児期からの「うつぶせ」は安全なの?


日本では「生後1か月を目安に開始する」と言われているこのTummy Timeですが、

なんと海外では自宅退院初日から推奨されている国もあるくらい、新生児にも重要な運動なんです!(※アメリカ小児科学会HP

 

「うつぶせ」というと、乳幼児突然死症候群(SIDS)を心配される方も多いのではないでしょうか?

うつぶせ寝はSIDSの最も大きなリスクとされており、厚生労働省からも正式に注意喚起がされていますね。

 

安心してほしいのですが、Tummy Timeはうつぶせで寝かせたり、多くの時間を過ごさせることではありません

あくまで 「しっかりと目が覚めている時間帯に、大人の見守りの元、うつぶせで遊ぶ時間をとる」ことをいいます。

 

SIDSのガイドラインが提唱されたアメリカでは、SIDS予防のために「うつぶせ寝」を控えるように提唱した直後から、重度の頭蓋骨変形例が多く報告されるようになりました。そこから、日中覚醒している間は積極的にうつぶせ時間を、と追加で推奨されるようになったそうです。

 

メリットたくさんTummy Timeで得られる4つの効果

前述の絶壁頭予防以外にも、新生児期からTummy Timeを取り入れることのメリットのなかから代表的な4つのメリットについて解説していきます。

 

首のコントロールが上手になる

仰向けで寝ている時間が極端に長い子は、首の座りがゆっくりだったり、
力が弱かったりすることがあると言われています。

うつぶせで周囲をキョロキョロ見つめたり、おもちゃで遊ぼうと頭を持ち上げようとすることは、頭や首を支える筋肉に刺激を与えます。大人でいうと筋トレのようなものですね。

首すわり前から、少しずつ基礎をつくっていくことが大切です。

 

その後の発達にも好影響

うつぶせ時間を多く取ることで、歩いたり走ったりといった長期的な発達にむけてのベースを作り上げることができます。

それくらい、うつぶせで遊んでいる時って色々な筋肉を使っているんですね。

背筋や首の力だけでなく、両腕でしっかりと体を持ち上げ支えることによる 「腕の力」や「腹筋」のちからがつき、さらにそれを上手にコントロールできるようになるんです!

 

眠らない子どもにも

日中活動的に遊ぶことは、赤ちゃんの寝つきを改善するためにも重要だとされています(参考サイト)。

とくに寝んね期の赤ちゃんでは外で遊ぶことも出来ませんので、

体力を使わせるにしてもどうやって…?と悩まれる方も多いはずです。

 

そこでこのTUMMY TIMEを活用しましょう!

 

たかがうつぶせ遊びと思われるかもしれませんが、赤ちゃんにとっては全身運動です。

 

背中のリラックス

ご家族の生活スタイルによっては、抱っこ紐の中ですごす時間が長い赤ちゃんもいると思います。

抱っこ紐はとても便利ですが、使い方によっては 赤ちゃんが踏ん反り返った状態になり、背中に負担をかけている場合があるんです。

あなたの赤ちゃんはどうでしょう??

 

そのようなときには、うつぶせの状態でいることで背中のストレッチをすることができます。

特に長い時間抱っこ紐を使用したあとなどは、しっかりとうつぶせ時間を設けるようにしましょう。

 

Tummy Time を取り入れる際の4つのポイント

Tummy Timeのメリットについてはわかったけど、実際どうやって始めたらいいの?

と不安な方に、取り入れる際のポイントについて解説していきます!これを読んでさっそくTummy Timeを始めましょう!

Tummy Timeを行う時間帯は?

前述のアメリカ小児科学会では、 オムツ交換後やミルクを飲んでしばらくたったあとなど、しっかりと起きている時間にTummy Timeを取り入れるよう推奨されています。

また、そのまま寝落ちしてはSIDSのリスクになりますので、大人の目の届く範囲で行うことが大切です。

 

何分くらい続ければいいの?

特に練習し始めのうちは一回2~5分程度から取り入れていくと良いでしょう。

以下の赤ちゃんのお疲れサインを確認しながら、1日3回前後から、成長に合わせて回数を増やして行けると良いです。まずは計20分/日程度を目安に継続してください。

 

寝返りを覚えるまでは大人がうつぶせにしてあげる必要がありますので、ちょっとした隙間時間に小まめに取り入れていくことをお勧めします。

 

赤ちゃんのお疲れサイン

・頭がどんどん下がって上がらなくなる
・顔を床に押し付けたり擦り付けたりする
・ぐずりだす

などなど。ぜひ参考にしてみてください。

 

頭の高さをあげてみよう

特に生後2ヶ月を越えるまではなかなか頭が上がらない赤ちゃんが多いです。

小さく生まれたり、先天性の疾患などで低緊張であったりするお子さんは、なかなか頭を持ち上げた状態でキープすることが出来ません。

そのような状態で楽しく遊ぶことは難しく、うつぶせを嫌がる子もいるかもしれません。

 

そのような場合には以下のような工夫をしてみてください。

頭の高さを上げてみよう

例えばイラストのようにU字型の授乳クッションや、タオルをロールしたものを胸の下にいれ、両腕を前に出すようにしてください。

これだけで頭を上げるのがとても楽になり長時間維持することが出来るようになります。

 

抱っこの上でうつぶせしてみよう

大人の胸の上でうつぶせになり、見つめ合ったり囁き合ったりしてゆったりとした時間を過ごすことから始めるのもよいでしょう。泣かずにうつぶせを楽しく過ごすことが大切です。

参考動画

 

鼻がつぶれて心配?

頭がなかなか上がらないときは、赤ちゃんの顔が埋もれて、
鼻が潰れて窒息してしまうんじゃないか…と心配になるかたもいるかもしれません。

まず、Tummy Timeを行う際は硬めのマットの上など、沈み込まないような場所で行うことが重要です。

 

また、赤ちゃんの鼻の穴は実は大人より固く出来ています。

これは授乳の際お母さんのおっぱいに埋もれて窒息しないようにそうなっているんです。そのため、うつぶせで顔が完全に床についてしまっても、鼻の穴が塞がって窒息することはありませんのでご安心を。

 

まとめ

Tummy Time=うつぶせ遊びの取り入れ方とメリットについて解説してきました。

特に寝んね期の赤ちゃんにとっては、 身体を動かして色んな刺激を感じることは脳の発達にも重要です。

 

首がしっかり座る前のうつぶせ姿勢もとっても可愛いので笑、ぜひ低月齢のうちから始めてみてください(^O^)/

 

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理学療法士・マタニティヨガインストラクター 赤ちゃんや子どもが大好き。 周りの大人が笑顔なら子どもは笑顔になる!をモットーに子育てに関する情報を発信していきます。

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